郡上一揆 
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“江戸時代三大一揆”のひとつに数えられる、岐阜・郡上での一揆を、主演に緒形直人を迎えて映画化。美濃国・郡上藩々主・金森頼錦の増税策に対し、郡上120村の農民たちは撤回を求める。藩から撤回証文を得たが、それは藩のその場しのぎのものだった。
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郡上一揆の作品情報
| レンタル開始日 | : | 2003-12-26 |
| 制作年 | : | 2000年 |
| 制作国 | : | 日本 |
| ジャンル | : | 邦画 / ドラマ / 時代劇 |
| 品番 | : | SEMDR-006 |
| 制作 | : | 神山征二郎 |
| 脚本 | : | 加藤伸代 |
| 原作 | : | こばやしひろし |
| 音楽 | : | 神山征二郎 |
| 収録時間 | : | 112分 |
| メーカー | : | セブンエイト |
| 音声仕様 | : | 日:ステレオ |
| 面層 | : | 片面2層 |
| 色 | : | カラー |
| 画面サイズ | : | ビスタ |
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郡上一揆のレビュー
現在5件のレビューが投稿されています。
評価分布
| 星5つ | (1) | |
| 星4つ | (2) | |
| 星3つ | (2) | |
| 星2つ | (0) | |
| 星1つ | (0) | |
レビュー総合評価
(3.8点)
正直華やかさはないです…が、運命共同体として民衆が立ち上がるまでをとても丁寧に描けていて、これぞ日本映画という作品です。自分以外は関係ないという個人主義に陥ってしまった日本人が忘れ去った何かがそこにあるような気がしました。
幕府から財政負担を強いられて、作柄にかかわらず、重い年貢を取り立てる政策に苦しむ郡上の百姓衆は、年貢の減免を申し出ます。
それに対し、郡上藩は作柄に応じて年貢の率を決めるという一見百姓に有利に見える条件を出しますが、その前提として、作柄を調べるために「検見」(けみ)という、いわるゆ検地を行って、実際の石高を調べることを百姓衆に提案します。
一部の百姓はこの提案を喜びますが、目敏い(めざとい)百姓は、藩が実際の石高を調べることによって、実質増税することに気づき、検見をしないことを藩に求めて騒ぎ出します。
騒ぎが大きくなると、幕府に藩の取りつぶし(改易)の口実を与えることになることを恐れた藩主金森は、いったん検見を撤回するお墨付きを出しますが、それは一時しのぎであり、しばらくすると検見を実行に移そうとします。
藩の真意を見抜いた百姓衆は、北町奉行所に直訴を試みますが、当時直訴は、失敗すれば死罪を免れない大罪でした。
家族や近隣住民を助けるため、勇気ある百姓達は命がけで直訴に及びますが、捕らえられて拷問を受けて一旦は故郷に幽閉されます。
しかし、それでも百姓衆は命がけで、老中に直訴を試み、幕府は郡上藩を改易させます。百姓衆の願いは叶ったわけですが、直訴した百姓の代表は天下を騒がせたとして、斬首され、首は故郷にさらされます。
晒された首を郡上の百姓数千人が出迎えて、自分たちのために犠牲になった義人(ぎじん)に手を合わせて感謝し、家族が号泣するシーンは見ていて胸が熱くなります。
命がけで故郷の人々を守ろうとした百姓を緒方直人、古田新太が迫真の演技で熱演し、脇役も充実したメンバーで良いです。
時代劇というと、織田信長や豊臣秀吉といった武将を主人公にしたものが多いですが、重い年貢に苦しむ百姓を等身大で描いたこの映画は歴史を学ぶ上でも価値があると思います。
本編以外にメイキングシーンが50分という異例の長さで収録されていて、映画の撮影現場の様子がよくわかるのもおもしろいです。岐阜県を中心に3500人ものボランティアエキストラが協力したというのもすごいですね。
方言や言葉遣いもかなり忠実に作られているので、一部台詞や言葉がわかりにくい部分があります、とにかく真面目に作られた映画だということがよくわかります。
それに対し、郡上藩は作柄に応じて年貢の率を決めるという一見百姓に有利に見える条件を出しますが、その前提として、作柄を調べるために「検見」(けみ)という、いわるゆ検地を行って、実際の石高を調べることを百姓衆に提案します。
一部の百姓はこの提案を喜びますが、目敏い(めざとい)百姓は、藩が実際の石高を調べることによって、実質増税することに気づき、検見をしないことを藩に求めて騒ぎ出します。
騒ぎが大きくなると、幕府に藩の取りつぶし(改易)の口実を与えることになることを恐れた藩主金森は、いったん検見を撤回するお墨付きを出しますが、それは一時しのぎであり、しばらくすると検見を実行に移そうとします。
藩の真意を見抜いた百姓衆は、北町奉行所に直訴を試みますが、当時直訴は、失敗すれば死罪を免れない大罪でした。
家族や近隣住民を助けるため、勇気ある百姓達は命がけで直訴に及びますが、捕らえられて拷問を受けて一旦は故郷に幽閉されます。
しかし、それでも百姓衆は命がけで、老中に直訴を試み、幕府は郡上藩を改易させます。百姓衆の願いは叶ったわけですが、直訴した百姓の代表は天下を騒がせたとして、斬首され、首は故郷にさらされます。
晒された首を郡上の百姓数千人が出迎えて、自分たちのために犠牲になった義人(ぎじん)に手を合わせて感謝し、家族が号泣するシーンは見ていて胸が熱くなります。
命がけで故郷の人々を守ろうとした百姓を緒方直人、古田新太が迫真の演技で熱演し、脇役も充実したメンバーで良いです。
時代劇というと、織田信長や豊臣秀吉といった武将を主人公にしたものが多いですが、重い年貢に苦しむ百姓を等身大で描いたこの映画は歴史を学ぶ上でも価値があると思います。
本編以外にメイキングシーンが50分という異例の長さで収録されていて、映画の撮影現場の様子がよくわかるのもおもしろいです。岐阜県を中心に3500人ものボランティアエキストラが協力したというのもすごいですね。
方言や言葉遣いもかなり忠実に作られているので、一部台詞や言葉がわかりにくい部分があります、とにかく真面目に作られた映画だということがよくわかります。
1人が参考になったと評価しています。
郡上一揆についてはびた一文なにも知らず「ぐじょう」と読むことさえも知らない状態で観た。
で、ものの見事に、ついていけませんでした。
個々の場面や演技などは見事なものなのだけれど、あちこちに疑問が残ったまま話がすすんでしまった。
たとえば「箱訴」だが、奉行所のまえに用意されている立派な箱に訴状を入れたのに、なぜ逮捕されるのか。直訴が大罪であることは承知しているけれど、箱訴は見張りの役人も咎めないのだから合法的なものなんじゃないの? しかしそういう当然の疑問に対する説明は一切ない。観終わってから調べたらわかったけど。
「一揆」ということからムシロバタかかげてお城を襲撃するようなようすを予想していたがこれも違った。暴動ではない一揆を行ったことが郡上一揆の特徴でもあるらしい。ということも観終わってから知った。
ということで、もうちょっと字幕解説を入れるなりするだけでいいのに、と惜しいとおもう。
で、ものの見事に、ついていけませんでした。
個々の場面や演技などは見事なものなのだけれど、あちこちに疑問が残ったまま話がすすんでしまった。
たとえば「箱訴」だが、奉行所のまえに用意されている立派な箱に訴状を入れたのに、なぜ逮捕されるのか。直訴が大罪であることは承知しているけれど、箱訴は見張りの役人も咎めないのだから合法的なものなんじゃないの? しかしそういう当然の疑問に対する説明は一切ない。観終わってから調べたらわかったけど。
「一揆」ということからムシロバタかかげてお城を襲撃するようなようすを予想していたがこれも違った。暴動ではない一揆を行ったことが郡上一揆の特徴でもあるらしい。ということも観終わってから知った。
ということで、もうちょっと字幕解説を入れるなりするだけでいいのに、と惜しいとおもう。
飛騨高山、郡上は、農民・農村による直訴を中心とした非暴力的だが強靱な抵抗の歴史がある地域である。この郡上一揆以外にも江馬修の小説「山の民」や「本郷村善九郎」など、感動的な物語が残されている。
そういう歴史を少しでも知っていると抵抗無く見れるが、知らないとかなり置いてきぼりを食う作品だ。
まず「検見取り」(出来高歩合制の年貢)になぜ百姓が反対したのかが不明。これが不明だと話に乗っていけない。
これから観る人のために書いておくと、当時の藩主・金森氏が放蕩三昧の浪費家でそのツケを百姓におっかぶせていたという事情があったのである。税制の変更も、変更という名目での隠し田の検地と累進課税の導入による増税が目的であったのである。2重3重の負担増だった。だから、百姓は命をかけた。
言葉も不親切。まず方言。知られていない方言は字幕を出すなどの配慮が欲しい。2つほど紹介しておく。「おそがい」=恐ろしい。「だち(あ)かん」=だめだ(たぶん「らちあかん」由来)。
方言ではないが「立ち者」「寝者」も知らない人は分からないだろう。前者は立ち上がった百姓・義民、後者は寝返った者。実は「寝者」が農民の中で一時多数派となった事実がある。
私なら、寝者と立ち者の盛衰こそ、人間を描くのに適したテーマだと思うが、本作品は単に義民に焦点を当てただけ。
この民衆の壮絶な抵抗の歴史が「義民の自己犠牲的・英雄的行為」としか受け止められていないようなのは残念である。残酷でもこの抵抗運動が得たものは望んだものとはかけ離れていた事実は伝えるべきだろう。そして望んだものとは違ったが、残った人々に+になった歴史も。
作品のメッセージは不明確なので観る人の判断にまかされよう。
■特典映像と解説の「メーキング」、これは文句なしに面白かった。監督による映画製作の解説。
そういう歴史を少しでも知っていると抵抗無く見れるが、知らないとかなり置いてきぼりを食う作品だ。
まず「検見取り」(出来高歩合制の年貢)になぜ百姓が反対したのかが不明。これが不明だと話に乗っていけない。
これから観る人のために書いておくと、当時の藩主・金森氏が放蕩三昧の浪費家でそのツケを百姓におっかぶせていたという事情があったのである。税制の変更も、変更という名目での隠し田の検地と累進課税の導入による増税が目的であったのである。2重3重の負担増だった。だから、百姓は命をかけた。
言葉も不親切。まず方言。知られていない方言は字幕を出すなどの配慮が欲しい。2つほど紹介しておく。「おそがい」=恐ろしい。「だち(あ)かん」=だめだ(たぶん「らちあかん」由来)。
方言ではないが「立ち者」「寝者」も知らない人は分からないだろう。前者は立ち上がった百姓・義民、後者は寝返った者。実は「寝者」が農民の中で一時多数派となった事実がある。
私なら、寝者と立ち者の盛衰こそ、人間を描くのに適したテーマだと思うが、本作品は単に義民に焦点を当てただけ。
この民衆の壮絶な抵抗の歴史が「義民の自己犠牲的・英雄的行為」としか受け止められていないようなのは残念である。残酷でもこの抵抗運動が得たものは望んだものとはかけ離れていた事実は伝えるべきだろう。そして望んだものとは違ったが、残った人々に+になった歴史も。
作品のメッセージは不明確なので観る人の判断にまかされよう。
■特典映像と解説の「メーキング」、これは文句なしに面白かった。監督による映画製作の解説。
2人が参考になったと評価しています。
とてもよくできた映画です。しかし、始まって十分もしないうちに、テーマ、大体のストーリーが分ってしまう。全体が分りきっているから、気楽に見ていられます。村のために命を投げ出す人々の犠牲の話なのに、気楽にエンターテインメントとして楽しむというのは、ちょっと変かな。







