切腹 
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小林正樹監督が素浪人の意地と豪快な決闘を描いた傑作時代劇。井伊家の屋敷に現れた素浪人・津雲半四郎は、庭先を借りての切腹を申し入れた。井伊家の家老はこれをたかりの類だと勘繰るが、半四郎の口から意外な事実が明らかにされる。
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切腹の作品情報
| レンタル開始日 | : | 2005-03-29 | |||||||||
| 制作年 | : | 1962年 | |||||||||
| 制作国 | : | 日本 | |||||||||
| ジャンル | : | 邦画 / ドラマ / 時代劇 | |||||||||
| 品番 | : | DA-8280 | |||||||||
| 脚本 | : | 橋本忍 | |||||||||
| 音楽 | : | 武満徹 | |||||||||
| 収録時間 | : | 133分 | |||||||||
| メーカー | : | SHV松竹ホームビデオ | |||||||||
| 音声仕様 | : | 日:モノラル | |||||||||
| 面層 | : | 片面2層 | |||||||||
| 色 | : | モノクロ | |||||||||
| 字幕 | : | 日 | |||||||||
| 画面サイズ | : | シネスコ | |||||||||
| 受賞履歴 | : |
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切腹のレビュー
現在12件のレビューが投稿されています。
評価分布
| 星5つ | (5) | |
| 星4つ | (7) | |
| 星3つ | (0) | |
| 星2つ | (0) | |
| 星1つ | (0) | |
レビュー総合評価
(4.4点)
とにかく内容が深い深いのだっ!!「武士の面目などとは表面だけを飾るもの…。食い扶持に困らぬ貴様らに困窮した者たちの気持ちは分からぬ…」など。
30代後半以降の男性また、特に今の政治家のお偉いさんたちに、ぜひ見てもらいたい!男の生き様とは?何のための己なのか?何かを背負うという意味とは?20代以前ならこの作品を観ても何も感じなかったかもしれない。
すでに、人生の折り返し地点も通過してしまった今だからこそ、心にずっしり響いたのだ!ぜひ男なら、また家族、国民、何かを背負っている人、ぜひ観てください!こんな良い映画が日本にはまだまだあるのですよ!
30代後半以降の男性また、特に今の政治家のお偉いさんたちに、ぜひ見てもらいたい!男の生き様とは?何のための己なのか?何かを背負うという意味とは?20代以前ならこの作品を観ても何も感じなかったかもしれない。
すでに、人生の折り返し地点も通過してしまった今だからこそ、心にずっしり響いたのだ!ぜひ男なら、また家族、国民、何かを背負っている人、ぜひ観てください!こんな良い映画が日本にはまだまだあるのですよ!
これは「凄い作品です」、としか言いようがないですね。あの「人間の条件」の小林正樹監督・初の時代劇という事もあり、当たり前の作品ではなかろうと想っていましたが、ここまでとは正直予想できませんでした。兎に角冒頭から引き込まれます。
時は天下泰平の江戸時代、ある日浪人が切腹のため玄関を貸してくれと井伊家を尋ねてきます。それは立派な気概であると、最初は丁寧に対応する家老ですが、段々と話は胡散臭くなっていきます。最近、ゆすり・たかりを目的とした浪人の狂言切腹が多く、最近も若い浪人が訪れたが、本当に切腹する事となった旨を伝え、「悪い事は言わんから帰れ」と家老が諭します。仲代氏演じる浪人と三国氏扮する家老の、まるで騙し合いの様なやり取りが続いていくのですが、やがて浪人の口から思いもよらぬ真実が語り始められる事になります・・・。
この物語では語られませんが、歴史を紐解いてみると、こんな事実がありました。浪人が仕えていた安芸・福島家は、関ヶ原の闘いで譜代大名・井伊家を先陣に考えていた家康の思いを出し抜いて、東軍の勝利に貢献第一と目された福島正則が創始者です。その後も家康にはなくてはならない存在でしたが、平穏な時代にはむしろ邪魔になり、元秀吉の家臣・外様大名の勇たる福島家は不当な「お取潰し」の憂き目にあう事になります。
その因縁浅からぬ井伊家を元福島家・浪人が訪れる事になる皮肉。そしてそれは、個人の能力とは違う次元で形造られる「体制」というもの、更には武士の本質−人の生きる道といったところにまで及んで行きます。短編の原作から書き下ろされた見事な脚本、そして仲代氏演じる浪人の朴訥さと過激な殺陣。そして何もなったように、覚書に淡々と秩序のための嘘を書き記す三国氏演じる家老。それはまるで、江戸末期・安政の大獄を敢行した井伊大老の姿とその末路を示唆している様で、背筋が少し寒くなりました。
武士の魂である「鎧」に始まり、「鎧」に終わる。その姿には何の変容もないように見えます。しかし、その歴史の陰に隠れた”真実の武士”がそこには確かにいたのです。不朽の名作だと想います。
時は天下泰平の江戸時代、ある日浪人が切腹のため玄関を貸してくれと井伊家を尋ねてきます。それは立派な気概であると、最初は丁寧に対応する家老ですが、段々と話は胡散臭くなっていきます。最近、ゆすり・たかりを目的とした浪人の狂言切腹が多く、最近も若い浪人が訪れたが、本当に切腹する事となった旨を伝え、「悪い事は言わんから帰れ」と家老が諭します。仲代氏演じる浪人と三国氏扮する家老の、まるで騙し合いの様なやり取りが続いていくのですが、やがて浪人の口から思いもよらぬ真実が語り始められる事になります・・・。
この物語では語られませんが、歴史を紐解いてみると、こんな事実がありました。浪人が仕えていた安芸・福島家は、関ヶ原の闘いで譜代大名・井伊家を先陣に考えていた家康の思いを出し抜いて、東軍の勝利に貢献第一と目された福島正則が創始者です。その後も家康にはなくてはならない存在でしたが、平穏な時代にはむしろ邪魔になり、元秀吉の家臣・外様大名の勇たる福島家は不当な「お取潰し」の憂き目にあう事になります。
その因縁浅からぬ井伊家を元福島家・浪人が訪れる事になる皮肉。そしてそれは、個人の能力とは違う次元で形造られる「体制」というもの、更には武士の本質−人の生きる道といったところにまで及んで行きます。短編の原作から書き下ろされた見事な脚本、そして仲代氏演じる浪人の朴訥さと過激な殺陣。そして何もなったように、覚書に淡々と秩序のための嘘を書き記す三国氏演じる家老。それはまるで、江戸末期・安政の大獄を敢行した井伊大老の姿とその末路を示唆している様で、背筋が少し寒くなりました。
武士の魂である「鎧」に始まり、「鎧」に終わる。その姿には何の変容もないように見えます。しかし、その歴史の陰に隠れた”真実の武士”がそこには確かにいたのです。不朽の名作だと想います。
1人が参考になったと評価しています。
江戸時代初期、徳川幕府は政権の足固めのために外様大名を改易し、浪人たちは苦しい生活を送っていました。
主人公の津雲半四郎は改易された福島政則の家臣で、その娘も同僚の息子に嫁ぎますが、浪人の暮らしは苦しく、津雲の娘とその子供は貧しさのあまり病気にかかってしまいます。
当時、浪人の中には、落ちぶれて生きながらえるならいっそ切腹して面目を保とうと考える者もおり、そういった浪人の中には、武士らしい最後の場所を与えてほしいと、大名屋敷の庭先を借りて切腹したいと申し出る者もいました。
そうした浪人に対し、大名はあっぱれな志と讃えて召し抱えることもありましたが、面倒なことに関わりたくないと金を与えて追い返すことも多くありました。
そこで、貧しい浪人の中には、切腹する気もないのに大名家に押しかけて、切腹すると訴えて金をせしめるものが現れ、大名も対応に苦慮していました。
津雲の娘婿は実直で優れた武士で、こうした「偽装切腹」を忌み嫌っていましたが、嫁と息子の薬代のために刀を売り払い、腰に竹光(たけみつ)をさしながら耐えますが、遂に息子が高熱を発したのをきっかけに、徳川家の名門井伊家に一か八か「偽装切腹」を仕掛けます。
しかし、井伊家はこの試みを見抜き、津雲の娘婿に竹光での切腹を迫り、ついに竹光で無惨に詰め腹を切らせます。津雲の娘婿は妻と子供のためにどうしても死ぬわけにはいかないと必死に命乞いをしますが、井伊家の体面だけを重んじる井伊家の家臣たちは聞く耳を持ちません。
この竹光での切腹シーンは白黒ですが、実に残酷ですざましい迫力です。
津雲は娘夫婦と孫の恨みを晴らすべく、単身井伊家に乗り込み、娘婿と同じく、切腹を申し入れ、井伊家家臣の前ですべてを話し、もう少し情のある対応はできなかったのかと迫ります。
井伊家は事が露見しては井伊家の面目に傷が付くと恐れ、数十人で襲いかかって津雲を葬りますが、津雲は必死で抵抗し、多くの井伊家家臣を道連れにすさまじい最後を遂げます。
つまらない武士の体面だけを重んじる名門井伊家家老を三国廉太郎が、家族のため、命がけで戦った浪人津雲半四郎を仲代達也が迫力満点で演じており、完成度の高い力作です。お勧めです。
良い映画を見ると、ついついレビューが長くなってしまいます。
主人公の津雲半四郎は改易された福島政則の家臣で、その娘も同僚の息子に嫁ぎますが、浪人の暮らしは苦しく、津雲の娘とその子供は貧しさのあまり病気にかかってしまいます。
当時、浪人の中には、落ちぶれて生きながらえるならいっそ切腹して面目を保とうと考える者もおり、そういった浪人の中には、武士らしい最後の場所を与えてほしいと、大名屋敷の庭先を借りて切腹したいと申し出る者もいました。
そうした浪人に対し、大名はあっぱれな志と讃えて召し抱えることもありましたが、面倒なことに関わりたくないと金を与えて追い返すことも多くありました。
そこで、貧しい浪人の中には、切腹する気もないのに大名家に押しかけて、切腹すると訴えて金をせしめるものが現れ、大名も対応に苦慮していました。
津雲の娘婿は実直で優れた武士で、こうした「偽装切腹」を忌み嫌っていましたが、嫁と息子の薬代のために刀を売り払い、腰に竹光(たけみつ)をさしながら耐えますが、遂に息子が高熱を発したのをきっかけに、徳川家の名門井伊家に一か八か「偽装切腹」を仕掛けます。
しかし、井伊家はこの試みを見抜き、津雲の娘婿に竹光での切腹を迫り、ついに竹光で無惨に詰め腹を切らせます。津雲の娘婿は妻と子供のためにどうしても死ぬわけにはいかないと必死に命乞いをしますが、井伊家の体面だけを重んじる井伊家の家臣たちは聞く耳を持ちません。
この竹光での切腹シーンは白黒ですが、実に残酷ですざましい迫力です。
津雲は娘夫婦と孫の恨みを晴らすべく、単身井伊家に乗り込み、娘婿と同じく、切腹を申し入れ、井伊家家臣の前ですべてを話し、もう少し情のある対応はできなかったのかと迫ります。
井伊家は事が露見しては井伊家の面目に傷が付くと恐れ、数十人で襲いかかって津雲を葬りますが、津雲は必死で抵抗し、多くの井伊家家臣を道連れにすさまじい最後を遂げます。
つまらない武士の体面だけを重んじる名門井伊家家老を三国廉太郎が、家族のため、命がけで戦った浪人津雲半四郎を仲代達也が迫力満点で演じており、完成度の高い力作です。お勧めです。
良い映画を見ると、ついついレビューが長くなってしまいます。
切腹する理由というだけで延々続くドラマ。数頁の短編小説をよくぞここまで引き伸ばしたと言ったら口は悪いが、そこは仲代のあのヌボーーーっとした、それでいて異様なまでに眼力あるあの目に取り付かれて見入っている自分がいる・・・本気でスゴイと思わせる作品です。
1人が参考になったと評価しています。
結果から先に書けば、脚本勝ちな作品。
そして、「ほっ、ほう 仲代達矢」 バンザイな作品。
ついつい唸ってしまいました。噂に違わぬ良い作品だね。
ひとことで言えば「腹切り詐欺」 (笑)
当時のこのアイデア自体笑える(賢い?)のに、仲代達矢と当主の掛け合いが絶妙でね。
最初は、お互いに嘘つき合戦だなと思いながら鑑賞。
千々岩求女も存在せず、全て見せしめのための作り話だなと。
しかし、次々と新事実が出る度にどえらいことになり、当主は汗ダラダラでタジタジ。
ちょっとした事が大事になっちゃった典型のようなお話。
損得でいえば、さっさと金渡すか切り落としておけば良かったのに……ま、当時であの身分だと引くに引けないのは分かるけどさ。そしてそこがおもしろいんだけどね。
切腹シーンや、殺陣はあんなもんかと。10年以上剣道やってたけど、過剰な演出以外は特に気にもならなかったな。まぁこの映画の見どころはチャンバラ部分にはないでしょうから期待する必要もないと思うな。
うーん、仲代達矢は「ハチ公物語」くらいしかまともに観たことがないけど、やっぱりすごい人なのかねぇ。迫力あるわ。
そして、「ほっ、ほう 仲代達矢」 バンザイな作品。
ついつい唸ってしまいました。噂に違わぬ良い作品だね。
ひとことで言えば「腹切り詐欺」 (笑)
当時のこのアイデア自体笑える(賢い?)のに、仲代達矢と当主の掛け合いが絶妙でね。
最初は、お互いに嘘つき合戦だなと思いながら鑑賞。
千々岩求女も存在せず、全て見せしめのための作り話だなと。
しかし、次々と新事実が出る度にどえらいことになり、当主は汗ダラダラでタジタジ。
ちょっとした事が大事になっちゃった典型のようなお話。
損得でいえば、さっさと金渡すか切り落としておけば良かったのに……ま、当時であの身分だと引くに引けないのは分かるけどさ。そしてそこがおもしろいんだけどね。
切腹シーンや、殺陣はあんなもんかと。10年以上剣道やってたけど、過剰な演出以外は特に気にもならなかったな。まぁこの映画の見どころはチャンバラ部分にはないでしょうから期待する必要もないと思うな。
うーん、仲代達矢は「ハチ公物語」くらいしかまともに観たことがないけど、やっぱりすごい人なのかねぇ。迫力あるわ。
1人が参考になったと評価しています。




