路上のソリスト 

『つぐない』のジョー・ライト監督が、天才音楽家の人生を綴ったスティーヴ・ロペスの原作を映画化したヒューマンドラマ。仕事に追われて自暴自棄になっていた記者・スティーブは、ヴァイオリンで澄んだ音色を奏でるホームレスのナサニエルと出会う。
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路上のソリストの作品情報
| レンタル開始日 | : | 2009-10-23 |
| 制作年 | : | 2009年 |
| 制作国 | : | アメリカ |
| ジャンル | : | 洋画 / ドラマ |
| 品番 | : | GNBR-1834 |
| 原題 | : | THE SOLOIST |
| 制作 | : | ティム・ビーヴァン |
| 脚本 | : | スザンナ・グラント |
| 原作 | : | スティーヴ・ロペス |
| 収録時間 | : | 117分 |
| メーカー | : | ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント |
| 音声仕様 | : | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch、タイ:ドルビーデジタル5.1ch |
| 特典 | : | 監督ジョー・ライトによる本編音声解説、Dr.HOUSEシーズン3第1話「生まれ変わったハウス」(日本語吹替版) |
| 面層 | : | 片面2層 |
| 色 | : | カラー |
| 字幕 | : | 日・英・タイ・韓・インドネシア・中国(2言語) |
| 画面サイズ | : | シネスコ |
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路上のソリストのレビュー
現在7件のレビューが投稿されています。
評価分布
| 星5つ | (1) | |
| 星4つ | (1) | |
| 星3つ | (4) | |
| 星2つ | (2) | |
| 星1つ | (0) | |
レビュー総合評価
(3.0点)
LAタイムズの人気コラムニストであるスティーヴ・ロペスがある日、ベートーベンの像の下にて出会ったのが路上生活者のナサニエル。
ロサンゼルスだけでも9万人いるという路上生活者。その中のたった一人、ナサニエルと出会い関わることを導いたのは、彼の奏でていたヴァイオリンの音色でした。
そんな、人を惹きつける音色を発していたのが実は、弦が2本しかないヴァイオリンだったところに、ちょっと鳥肌立つような常人離れした才能を感じました。
ロペスとナサニエルの交流は、私が思い描くように上手く順調にはいかなくて、ナサニエルを知るほど、音楽の才能を生かしてあげたい、もっとマシな生活をさせてあげたい、治療をしてあげたいと、ロペスが考えたことやしたことと同じような欲望に駆られました。
でも、それは自惚れというか、良い事だとは限らないのかもということをナサニエルがロペスに見せた激しいぶつかりからショックと共に味わい・・その人と同じ目線に立ったり、その人の幸せは何かを考えたりすることの難しさを感じました。
統合失調症という病についてもよく知らなかったので、この映画で、こういう病気もあること・こんな風に自分の中に他人の声が聞こえてくる不安、恐ろしさを体感出来たことも収穫でした。
この実話から、お話の感想云々より自分に対して「オーケストラ」も良いけれど、個性的な「ソリスト」にももっと目を向け、尊重し、温かく見られる自分になりたいものだと思わされました。
ロサンゼルスだけでも9万人いるという路上生活者。その中のたった一人、ナサニエルと出会い関わることを導いたのは、彼の奏でていたヴァイオリンの音色でした。
そんな、人を惹きつける音色を発していたのが実は、弦が2本しかないヴァイオリンだったところに、ちょっと鳥肌立つような常人離れした才能を感じました。
ロペスとナサニエルの交流は、私が思い描くように上手く順調にはいかなくて、ナサニエルを知るほど、音楽の才能を生かしてあげたい、もっとマシな生活をさせてあげたい、治療をしてあげたいと、ロペスが考えたことやしたことと同じような欲望に駆られました。
でも、それは自惚れというか、良い事だとは限らないのかもということをナサニエルがロペスに見せた激しいぶつかりからショックと共に味わい・・その人と同じ目線に立ったり、その人の幸せは何かを考えたりすることの難しさを感じました。
統合失調症という病についてもよく知らなかったので、この映画で、こういう病気もあること・こんな風に自分の中に他人の声が聞こえてくる不安、恐ろしさを体感出来たことも収穫でした。
この実話から、お話の感想云々より自分に対して「オーケストラ」も良いけれど、個性的な「ソリスト」にももっと目を向け、尊重し、温かく見られる自分になりたいものだと思わされました。
1人が参考になったと評価しています。
ベートーベンに限らず音楽が好きな人は、是非見ておきたい作品。
個人的な体験では、ベートーベンの緩徐楽章を聞いていると、時として
神を感じることがあるが、この映画もそう。
「おまえの音楽を聴くとね、神の声を感じるの」というナサニエルの母の
セリフからもわかるように、この映画は、人間に音楽を与えたもう神への
讃歌であると同時に、それを奏で、またそれを聞く、名も無き人間への
讃歌でもある。
道路トンネルでチェロだけで演奏される弦楽四重奏曲作品132の第3楽章。
神への感謝の歌と新しい力を、途中から他のパートの音も加わって、
天へ羽ばたく空の映像で表現するこのシーンは、感動的で素晴らしい。
また、コンサートのリサイタルに招待される部分での「英雄」。
ナサニエルの心臓の鼓動と息遣い、目を閉じれば、色と光の映像ファンタジー
となり、美しいイメージが伝わる。
ただ、脚本は、やや落ち着きがない。場面の変化が唐突で、あちこちに飛び、
本筋に関係が無いシーンもあって、時として付いていきにくい部分もあった。
それを差し引いてもなお星5つです。
長々と続くエンドロール。第九の3楽章そして、英雄の2楽章のチェロ編曲版。
その最後の最後の終わり方が意味ありげです。是非最後まで聴いてください。
個人的な体験では、ベートーベンの緩徐楽章を聞いていると、時として
神を感じることがあるが、この映画もそう。
「おまえの音楽を聴くとね、神の声を感じるの」というナサニエルの母の
セリフからもわかるように、この映画は、人間に音楽を与えたもう神への
讃歌であると同時に、それを奏で、またそれを聞く、名も無き人間への
讃歌でもある。
道路トンネルでチェロだけで演奏される弦楽四重奏曲作品132の第3楽章。
神への感謝の歌と新しい力を、途中から他のパートの音も加わって、
天へ羽ばたく空の映像で表現するこのシーンは、感動的で素晴らしい。
また、コンサートのリサイタルに招待される部分での「英雄」。
ナサニエルの心臓の鼓動と息遣い、目を閉じれば、色と光の映像ファンタジー
となり、美しいイメージが伝わる。
ただ、脚本は、やや落ち着きがない。場面の変化が唐突で、あちこちに飛び、
本筋に関係が無いシーンもあって、時として付いていきにくい部分もあった。
それを差し引いてもなお星5つです。
長々と続くエンドロール。第九の3楽章そして、英雄の2楽章のチェロ編曲版。
その最後の最後の終わり方が意味ありげです。是非最後まで聴いてください。
1人が参考になったと評価しています。
「Ray/レイ」の盲目でピアノを弾くレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックスが、精神に病を持つ路上生活者を熱演しています。
そう、この作品はあくまでも路上生活者ナサニエルが元の生活に戻るために出会った記者との交流を描いたもので、「奇跡のシンフォニー」のようにミュージシャンとしてあっと驚く大変身!ではないのです。
その分作り物の匂いも少なく、9万人もいると云われるLAの路上生活者の描写も細かく収められています。
「昔のように弾けるようになるだろうか」ナサニエルの問い掛けが、お伽噺のようにはいかないと語っています。
この作品は音楽映画ではなく、音楽を仲立ちとした社会派リアリズムの映画です。
映画の案内文やジャケットの文句が誤解を生み、天才音楽家の再生のように見てしまうと失望ということになるかもしれません。
ただ、それにしてもこの作品は、ナサニエルとの接触をなぞっただけで踏み込みが不足しています。
そう、まるで新聞のコラムのように。
そう、この作品はあくまでも路上生活者ナサニエルが元の生活に戻るために出会った記者との交流を描いたもので、「奇跡のシンフォニー」のようにミュージシャンとしてあっと驚く大変身!ではないのです。
その分作り物の匂いも少なく、9万人もいると云われるLAの路上生活者の描写も細かく収められています。
「昔のように弾けるようになるだろうか」ナサニエルの問い掛けが、お伽噺のようにはいかないと語っています。
この作品は音楽映画ではなく、音楽を仲立ちとした社会派リアリズムの映画です。
映画の案内文やジャケットの文句が誤解を生み、天才音楽家の再生のように見てしまうと失望ということになるかもしれません。
ただ、それにしてもこの作品は、ナサニエルとの接触をなぞっただけで踏み込みが不足しています。
そう、まるで新聞のコラムのように。
ベートーヴェンの音楽のうち、非常に緩徐で美しい部分を特に抽出して使っている。
でも、彼の音楽はそういうところだけではない。激しい打鍵を伴って生まれた激情の部分もまた彼の音楽の本質なのだ。
ナサニエルのチェロから生まれる音楽と、鳥の飛翔とを重ねた映像の美しさにはうっとり出来る。
しかし、ナサニエルが何故精神を病んだのか・・恐らく激しい揺さぶりがあったであろうと思われるが、ここのところが最後まで解からなかった。
また、映画としてどうなのか・・・やはり、天才チェリストとしての面目躍如たる場面がないと、カタルシスがやってこない。それを象徴するように、映画は第9交響曲の第3楽章で終わり、あの圧倒的な終楽章に向かおうとしない。
この種の映画に期待されるラストを期待するとがっかりすると思う。
でも、彼の音楽はそういうところだけではない。激しい打鍵を伴って生まれた激情の部分もまた彼の音楽の本質なのだ。
ナサニエルのチェロから生まれる音楽と、鳥の飛翔とを重ねた映像の美しさにはうっとり出来る。
しかし、ナサニエルが何故精神を病んだのか・・恐らく激しい揺さぶりがあったであろうと思われるが、ここのところが最後まで解からなかった。
また、映画としてどうなのか・・・やはり、天才チェリストとしての面目躍如たる場面がないと、カタルシスがやってこない。それを象徴するように、映画は第9交響曲の第3楽章で終わり、あの圧倒的な終楽章に向かおうとしない。
この種の映画に期待されるラストを期待するとがっかりすると思う。







