イントゥ・ザ・ワイルド 
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ノンフィクション小説「荒野へ」をショーン・ペンが10年もの構想、準備期間を経て映画化。すべてを捨て旅に出た裕福な青年・クリスが2年間の放浪の果てに何を見て、どんな最期を遂げたのか?緻密な取材を元に“真実を探す”彼の旅路を描く。
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イントゥ・ザ・ワイルドの作品情報
| レンタル開始日 | : | 2009-02-27 |
| 制作年 | : | 2007年 |
| 制作国 | : | アメリカ |
| ジャンル | : | 洋画 / ドラマ |
| 品番 | : | 12DRJ-20468 |
| 原題 | : | Into The Wild |
| 脚本 | : | ショーン・ペン |
| 原作 | : | ジョン・クラカワー |
| 収録時間 | : | 148分 |
| メーカー | : | ハピネット |
| 音声仕様 | : | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタル5.1ch |
| 面層 | : | 片面2層 |
| 色 | : | カラー |
| 字幕 | : | 日・吹 |
| 画面サイズ | : | ビスタ |
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イントゥ・ザ・ワイルドのレビュー
現在16件のレビューが投稿されています。
評価分布
| 星5つ | (6) | |
| 星4つ | (7) | |
| 星3つ | (3) | |
| 星2つ | (0) | |
| 星1つ | (1) | |
レビュー総合評価
(4.2点)
裕福な青年が彼のそれまでの家庭環境や繊細な心のために、すべてを捨てての放浪の旅に出る。
そこで出会う人々、過酷な自然、それにより心が洗練されていく主人公。
10代、20代の時には、誰もが「物足りなさ」を感じたり、大きな「挑戦」をしてみたいと思うもの。
それらを体言した本作品は若い世代には共感しやすく、年配者には少々青臭いながらも若かりし時代の自分の一面を表現しているはずである。
美しい自然と音楽、そこから見えるもの感じるものは人それぞれで「深く」見えるのは確か。
2時間を越える映像時間は少々長い気もするが、それが彼のそれまで放浪の旅を丁寧に描いているので、擬似的に放浪の旅を感じるかも知れない。
恐らく評価の高い人もいるだろうし、私自身も星四つにはしているが、妙なところが気になってしまう。
文明社会を捨て、金も捨て、裸一貫で自然と向き合う、という放浪の旅であるので、銃を使って獣は撃つ、
寝袋で寝て、ヒッチハイクで車を使うし、金を稼ぐために
バイトもする。
日本人がなんとなくイメージする「自然との対話」からは
少々ズレを感じるのではないか。
彼自身もそしてその書記を見た人や、本作品の関係者もそれを疑問に思わなかったのか?
アメリカは400年前に出来た人口国家であり、建国当初から近代に足を踏み入れた時代から始まった。
銃やら車やらが当然としてあり、「英語」という言語事態も「契約」するために言語であったと言われる。
そういった歴史的背景、国民性から、「自然と向き合う」
と言いながらも、そういった「文明の利器」は彼らにとって
「あまりに当然」で「自然と同じ」として受け入れられたのかな?
と思ってしまった。
ラストでは主人公は「悟り」とも思える方向にいくのだが、大抵の格言がそうであるように「当たり前」のことだったりする。
それが日常の中に埋没しているからこそ、身近な存在なのに
見えなかったりする。
この手の話に若者は共感しやすいだろうし、主観だが
アメリカの青年は「もっと」共感するのではないかと思う。
アメリカという大国はニュースで聞く以上に内部は歪で
問題を抱えているので、主人公のように「閉塞感」「開放感」
を求める人が多いことだろう。
ゆえにアメリカで原作となる小説が読まれたのも頷ける。
また、「裕福」であるがゆえに「放浪」という行為が出来るのも事実で
発展途上国の人が「自分探しの旅」などちゃんちゃんらおかしい
と思うだろう。
日々生きていくことで必死なのだから。
そういった意味でもどうにも否定的な意見になってします。
ただ、本作品を見て「何か」感じたり考えたりするのは
確かで、その点に関しては「間違いない」と言えるので
星四つ。
そこで出会う人々、過酷な自然、それにより心が洗練されていく主人公。
10代、20代の時には、誰もが「物足りなさ」を感じたり、大きな「挑戦」をしてみたいと思うもの。
それらを体言した本作品は若い世代には共感しやすく、年配者には少々青臭いながらも若かりし時代の自分の一面を表現しているはずである。
美しい自然と音楽、そこから見えるもの感じるものは人それぞれで「深く」見えるのは確か。
2時間を越える映像時間は少々長い気もするが、それが彼のそれまで放浪の旅を丁寧に描いているので、擬似的に放浪の旅を感じるかも知れない。
恐らく評価の高い人もいるだろうし、私自身も星四つにはしているが、妙なところが気になってしまう。
文明社会を捨て、金も捨て、裸一貫で自然と向き合う、という放浪の旅であるので、銃を使って獣は撃つ、
寝袋で寝て、ヒッチハイクで車を使うし、金を稼ぐために
バイトもする。
日本人がなんとなくイメージする「自然との対話」からは
少々ズレを感じるのではないか。
彼自身もそしてその書記を見た人や、本作品の関係者もそれを疑問に思わなかったのか?
アメリカは400年前に出来た人口国家であり、建国当初から近代に足を踏み入れた時代から始まった。
銃やら車やらが当然としてあり、「英語」という言語事態も「契約」するために言語であったと言われる。
そういった歴史的背景、国民性から、「自然と向き合う」
と言いながらも、そういった「文明の利器」は彼らにとって
「あまりに当然」で「自然と同じ」として受け入れられたのかな?
と思ってしまった。
ラストでは主人公は「悟り」とも思える方向にいくのだが、大抵の格言がそうであるように「当たり前」のことだったりする。
それが日常の中に埋没しているからこそ、身近な存在なのに
見えなかったりする。
この手の話に若者は共感しやすいだろうし、主観だが
アメリカの青年は「もっと」共感するのではないかと思う。
アメリカという大国はニュースで聞く以上に内部は歪で
問題を抱えているので、主人公のように「閉塞感」「開放感」
を求める人が多いことだろう。
ゆえにアメリカで原作となる小説が読まれたのも頷ける。
また、「裕福」であるがゆえに「放浪」という行為が出来るのも事実で
発展途上国の人が「自分探しの旅」などちゃんちゃんらおかしい
と思うだろう。
日々生きていくことで必死なのだから。
そういった意味でもどうにも否定的な意見になってします。
ただ、本作品を見て「何か」感じたり考えたりするのは
確かで、その点に関しては「間違いない」と言えるので
星四つ。
冒頭で、スーパーインポーズされた主人公の手記が、やがてタイトルロゴになるという演出からしてただならぬ映像センスを感じた。結局、最後まで観てもその感想は変わらなかった。効果的な使い方のスロー再生、少し不意をつくようなカメラの切り替えしや要所要所で挿入される自然や動物の風景。計算しつくされた美しい映像に感嘆。(世界遺産をダーッと並べた映像には魅かれなかったけれど。)そして映像に完璧にマッチングしたオーガニックな肌触りのナイスミュージック!もうこれだけで十分なのですが、さらには、主人公の向こう見ずともとれる行動が冒険心を煽るものだから、僕はもう釘付けでした。
重たそうな作品だと思って、手を出しずらかった方も是非ご覧ください。
重たそうな作品だと思って、手を出しずらかった方も是非ご覧ください。
いろいろと考えさせられる。
たくさんの出会いと経験を経てたどりついた結論がそれかよ、とも。
すぐ隣にあるような「真実」にずっと気付けなかったのが彼の不幸なのか。
家庭が恵まれなかったこともあるけれど、頭が良いから考えすぎちゃったのだと思う。
とはいえ、若者ならではの情熱や絶望感、焦燥感など共感できるものも多い。
「なにかが足りない」と思いながら10〜20代をすごしたことのある人ならわかるはず。
なにかを探しに旅にでた気持ちは理解できるので、クリスがただ失敗したとは思わない。
荒野へ。死んでしまったけれど、その中で彼が答えを見つけられたことは良かった。合掌。
たくさんの出会いと経験を経てたどりついた結論がそれかよ、とも。
すぐ隣にあるような「真実」にずっと気付けなかったのが彼の不幸なのか。
家庭が恵まれなかったこともあるけれど、頭が良いから考えすぎちゃったのだと思う。
とはいえ、若者ならではの情熱や絶望感、焦燥感など共感できるものも多い。
「なにかが足りない」と思いながら10〜20代をすごしたことのある人ならわかるはず。
なにかを探しに旅にでた気持ちは理解できるので、クリスがただ失敗したとは思わない。
荒野へ。死んでしまったけれど、その中で彼が答えを見つけられたことは良かった。合掌。
1人が参考になったと評価しています。
ロードムービーの王道を行く力作であり、完成度も高く、ショーン・ペンが紛れもなく映画人として最高のレベルに達している証左たる傑作の一つだと思う。
「不思議なバス」の日々を淡々とラストまで綴り、時間をさかのぼってそこに達するまでが「旅」の描写である。それぞれの場面での人々の人情も細やかに描かれ、対比するように「バス」の中での孤独感や悟りが描かれる。観終わって、それらが有機的に絡み合っているのが解かるので、充実した読後感が得られる。
クリント・イーストウッドとはまた違うタイプの俳優であり、監督であると思うが、その偉大な先輩の後継者のような存在になっているのかもしれない。
ただ、ただではあるが、この主人公の若者には共感できない。
into the wild を「荒野へ」と訳しているのではあるが、つまり、野生へのあこがれが旅愁を掻きたてのであろうし、自己を人間社会(親子関係といっても良いのであろう)から突き放すのがこの主人公の目的であったのであろう。
そう考えると行動が一々矛盾しているように思える。
それが目的なら、大学など卒業する必要は無いし、ヒッチハイクという手段がハイテクであり、預金を寄付する割にはバイトなどという資金稼ぎをするという矛盾が目に付く。
製作者側もそれを恐らく承知していると思われる。何故ならラストの悟り・・そのものが人間社会のことだからだ。
また、その「悟り」自体も、至極あたりまえのことで、何もそこまでしなくても解かりそうなものだと思うのだが・・。
映画としては★5、でも共感度が低く−2とさせていただきました。
「不思議なバス」の日々を淡々とラストまで綴り、時間をさかのぼってそこに達するまでが「旅」の描写である。それぞれの場面での人々の人情も細やかに描かれ、対比するように「バス」の中での孤独感や悟りが描かれる。観終わって、それらが有機的に絡み合っているのが解かるので、充実した読後感が得られる。
クリント・イーストウッドとはまた違うタイプの俳優であり、監督であると思うが、その偉大な先輩の後継者のような存在になっているのかもしれない。
ただ、ただではあるが、この主人公の若者には共感できない。
into the wild を「荒野へ」と訳しているのではあるが、つまり、野生へのあこがれが旅愁を掻きたてのであろうし、自己を人間社会(親子関係といっても良いのであろう)から突き放すのがこの主人公の目的であったのであろう。
そう考えると行動が一々矛盾しているように思える。
それが目的なら、大学など卒業する必要は無いし、ヒッチハイクという手段がハイテクであり、預金を寄付する割にはバイトなどという資金稼ぎをするという矛盾が目に付く。
製作者側もそれを恐らく承知していると思われる。何故ならラストの悟り・・そのものが人間社会のことだからだ。
また、その「悟り」自体も、至極あたりまえのことで、何もそこまでしなくても解かりそうなものだと思うのだが・・。
映画としては★5、でも共感度が低く−2とさせていただきました。
2人が参考になったと評価しています。
実在の人物クリス・マッカンドレスの旅を追ったジョン・クラカワーのベストセラーの同名ノンフィクション小説(「荒野へ」)を、ショーン・ペンが映画化した作品。アトランタの大学を優秀な成績で卒業した22歳のクリス(エミール・ハーシュ)は、恵まれた境遇にありながらも繊細な感受性ゆえに満たされずにいた。突然すべてを捨て、ヒッチハイクでアメリカを縦断しながら様々な人々と出会い、文明に毒されることなく自由に生きようとするクリス。彼が最終的に目指したのは、アラスカの荒野だった・・。
(みなさんが高評価を付けているにもかかわらず、この評価(★2.7)を付けるのは非常に気後れするのですが、)全体的にインパクトに欠けているように感じ、途中何度か眠りに落ちてしまった。「何の力も借りず、土地の物だけを食べて生きる」と言っているわりには、銃を使ったり、植物図鑑に頼ったり、ヒッチハイクで車に乗せてもらったりと、部分的には物質主義社会に頼っているというところに矛盾があるような。全く文明社会に頼らずに生きて行くという決意は立派だと思うが、全く独りで経験もないままに「荒野に出て行く」のは無理があるように感じられた。また、彼のことを心配する家族の身になって考えた場合、独り善がりな旅としか言いようがない。
とは言え、クリスの心の軌跡が、鮮やかにそして純粋に観てとれる。誰もが若い頃に抱く一過性の熱のような文明社会への反骨精神、大人の世界の嘘や偽りへの嫌悪感、そして自分自身の力を試してみたいと思う自立心みたいなものが一緒になって、彼を荒野へと駆り立てたのだろう。しかし、生きて行くこと自体、そう甘くはない。生の厳しさを、彼はたった独りで思い知ることになる。若さ故の無謀さから突っ走り、そして朽ち果てて行く・・目的を果たす前に、思わぬものが原因でその夢を絶たれることになり、自然というものの大きさを改めて認識させられるのだ。
観ているだけで凍てつくような極寒の地であるアラスカの広大な自然の風景が、素晴らしい。映像がCGに頼っていないのも、作品の内容にマッチしている。パール・ジャムのエディ・ヴェダーによる音楽も、絶品。クリスの心の世界を、立体的に演出している。青春の甘酸っぱさに浸るには、かなり出来過ぎた舞台設定ではある。しかし、人生経験が既に豊富な人は、やはり未熟さを感じてしまい、そのまま感情移入することは難しいのだ。自分の能力を過信しがちな年頃の10−20代の若者が鑑賞するのと、30代以降のある程度人生の酸い甘いをかみ分けた大人が鑑賞するのとでは、感じ方にギャップが出て当然であろう。後者の立場である自分自身は、どうしても親の立場に立って考えてしまった。子供が突然失踪し、音信不通になり、そして・・であったら・・。
クリスが自然の中で見つけたものが、書籍の中にある「人生における唯一の確かな幸福は他人のために生きること」であるのなら、かなり皮肉な結末と言えよう。しかし、このことが身にしみてわかるのには、この過酷な経験があってこそ・・ということになるのだろう。エミール・ハーシュの体当たりの熱演は、見物かもしれない。ラストに近づくにつれ、相当減量して頑張ったということが、よくわかる。また、クリステン・スチュワートは、「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」からかなり大人になったという印象。原作を読んでから観ると、また違った感想が書けるのかもしれない。しかし、本作特有の青臭さは、それでもやはり感じてしまうであろう。
(みなさんが高評価を付けているにもかかわらず、この評価(★2.7)を付けるのは非常に気後れするのですが、)全体的にインパクトに欠けているように感じ、途中何度か眠りに落ちてしまった。「何の力も借りず、土地の物だけを食べて生きる」と言っているわりには、銃を使ったり、植物図鑑に頼ったり、ヒッチハイクで車に乗せてもらったりと、部分的には物質主義社会に頼っているというところに矛盾があるような。全く文明社会に頼らずに生きて行くという決意は立派だと思うが、全く独りで経験もないままに「荒野に出て行く」のは無理があるように感じられた。また、彼のことを心配する家族の身になって考えた場合、独り善がりな旅としか言いようがない。
とは言え、クリスの心の軌跡が、鮮やかにそして純粋に観てとれる。誰もが若い頃に抱く一過性の熱のような文明社会への反骨精神、大人の世界の嘘や偽りへの嫌悪感、そして自分自身の力を試してみたいと思う自立心みたいなものが一緒になって、彼を荒野へと駆り立てたのだろう。しかし、生きて行くこと自体、そう甘くはない。生の厳しさを、彼はたった独りで思い知ることになる。若さ故の無謀さから突っ走り、そして朽ち果てて行く・・目的を果たす前に、思わぬものが原因でその夢を絶たれることになり、自然というものの大きさを改めて認識させられるのだ。
観ているだけで凍てつくような極寒の地であるアラスカの広大な自然の風景が、素晴らしい。映像がCGに頼っていないのも、作品の内容にマッチしている。パール・ジャムのエディ・ヴェダーによる音楽も、絶品。クリスの心の世界を、立体的に演出している。青春の甘酸っぱさに浸るには、かなり出来過ぎた舞台設定ではある。しかし、人生経験が既に豊富な人は、やはり未熟さを感じてしまい、そのまま感情移入することは難しいのだ。自分の能力を過信しがちな年頃の10−20代の若者が鑑賞するのと、30代以降のある程度人生の酸い甘いをかみ分けた大人が鑑賞するのとでは、感じ方にギャップが出て当然であろう。後者の立場である自分自身は、どうしても親の立場に立って考えてしまった。子供が突然失踪し、音信不通になり、そして・・であったら・・。
クリスが自然の中で見つけたものが、書籍の中にある「人生における唯一の確かな幸福は他人のために生きること」であるのなら、かなり皮肉な結末と言えよう。しかし、このことが身にしみてわかるのには、この過酷な経験があってこそ・・ということになるのだろう。エミール・ハーシュの体当たりの熱演は、見物かもしれない。ラストに近づくにつれ、相当減量して頑張ったということが、よくわかる。また、クリステン・スチュワートは、「ランド・オブ・ウーマン/優しい雨の降る街で」からかなり大人になったという印象。原作を読んでから観ると、また違った感想が書けるのかもしれない。しかし、本作特有の青臭さは、それでもやはり感じてしまうであろう。
6人が参考になったと評価しています。







