ユゴ|大統領有故 
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『浮気な家族』のイム・サンス監督が、韓国国内でタブー視されている79年のパク・チョンヒ大統領暗殺事件の前後24時間を描いた問題作。『八月のクリスマス』のハン・ソッキュや『地球を守れ!』のペク・ユンシクら演技派俳優が共演。PG-12作品。
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ユゴ|大統領有故の作品情報
| レンタル開始日 | : | 2008-06-04 |
| 制作年 | : | 2005年 |
| 制作国 | : | 韓国 |
| ジャンル | : | 洋画 / ミステリー・サスペンス / ドラマ / アジア |
| 品番 | : | OPSD-R794 |
| 脚本 | : | イム・サンス |
| 音楽 | : | キム・ホンジブ |
| 収録時間 | : | 104分 |
| メーカー | : | エスピーオー |
| 音声仕様 | : | 韓:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーステレオ、日:ドルビーステレオ |
| 面層 | : | 片面1層 |
| 色 | : | カラー |
| 字幕 | : | 日・韓 |
| 画面サイズ | : | シネスコ |
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ユゴ|大統領有故のレビュー
現在2件のレビューが投稿されています。
評価分布
| 星5つ | (0) | |
| 星4つ | (0) | |
| 星3つ | (1) | |
| 星2つ | (1) | |
| 星1つ | (0) | |
レビュー総合評価
(2.5点)
この映画は、パク・チョンヒ大統領暗殺の夜のできごとの進行が、非常に緊迫感を持って描かれ、テンポが良く、洗練された感じもあります。
しかし、コトがなぜそこに至ったか、登場人物の内面の推移が描かれておらず、パク大統領を取り巻く人々の対立模様についても経緯がよくわからないので、当日だけのアクション劇にとどまってしまい、<わからない>と感じ釈然としませんでした。
また、パク大統領を演じた俳優は、写真で見る大統領のイメージとかけ離れていました。現実にあったできごとだけに、どうしても、そういう目で見てしまうのですね。
しかし、コトがなぜそこに至ったか、登場人物の内面の推移が描かれておらず、パク大統領を取り巻く人々の対立模様についても経緯がよくわからないので、当日だけのアクション劇にとどまってしまい、<わからない>と感じ釈然としませんでした。
また、パク大統領を演じた俳優は、写真で見る大統領のイメージとかけ離れていました。現実にあったできごとだけに、どうしても、そういう目で見てしまうのですね。
映画の内容は、1961年に起こったクーデターによって、やがて大統領にまで登り詰めた朴正煕(パク・チョンヒ)の、1979年に起こった暗殺事件を扱ったものです。
面白かったのは、銃器を扱い慣れた筈の不器用な暗殺者に、ふがいなく殺害されてしまう大統領暗殺のシーンが、妙にリアリティがあり、納得させられてしまった点でしょうか。
私の友人にも韓国の方は多数おりますが、彼らに聞くと、殆どの韓国男子が必ず課せられる兵役期間中は“銃器の扱いは一通り教えられる(部品からの組み立てや射撃訓練など)”とのこと。
俳優から末端のスタッフまでが体験するこの兵役経験が産み出す力は絶対的に大きく、実弾が発射できる拳銃に触れる機会すら殆どない日本人が作ったアクション映画とは違い、常に迫力ある銃撃シーンが、韓国映画の魅力のひとつだと私は思っています。
事実、この映画に登場する暗殺シーンは、日本のヤクザ映画は勿論、ハリウッド映画でも演出しないような正に“韓国流”に仕上がっていました。
日本の警察官の拳銃でもそうですが、日本のヒットマンが使うのは、リボルバー式拳銃です。(今はより殺傷能力の高いトカレフですが、昔は皆リボルバーでした。)それはオートマとは違い、弾が発射できないなどの故障(日本警察の場合)が少なく、現場に薬莢が残らない(つまりは指紋が付いた証拠が残らない)ことに由来しています。
が、今回の映画『ユゴ大統領有故』では、射殺犯人が、兵士時代も常に使い慣れたオートマを使ったがために、結局は弾詰まりさせてしまい、暗殺に手間取るシーンが描かれています。
これも、拳銃を使い慣れた監督や銃の特性を知った脚本家ならではの細かな拘りだと感じました。こんな些細なカットや演出が、韓国アクション映画の魅力の一つなんですよね。
ただ、今回の『ユゴ大統領有故』の映画としての出来は、完全なるサスペンス映画とか、アクション映画と一括りにできるモノではなく、可成り滑稽な部分(コメディータッチの部分もあります)や、韓国映画特有の、日本人では決して描き込めない後味の悪さも残していて、全体的に“出来が良い”とは決して言えませんでした。つまりは、完全なる娯楽作品になっていないのが、とても残念に思えます。
私が初めて韓国に行ったのが、この暗殺事件から五年後のことでしたが、当時も日本人への反発は非常に強く、行く先々で思わず閉口させられたものでした。
この二十年後でさえ、現在のような『韓流ブーム』が来ることなど、私には想像さえもできないほどでしたから・・・。
親日的とされ、高木正雄との日本名を持つ朴正煕大統領暗殺への経緯には、映画の中でも『日本の演歌を楽しむ大統領』として描かれている演出を観て解る通り、そのまま“恨(ハン)の歴史”が“かつての統治国(侵略国ならび独裁国)『日本』”へ抱いた、“独裁する者への復讐”ともとれるような気がしました。
そういう意味では、決して“対岸で起こった過去の火事(事件)”のようには、私には思えませんでした。
最後に、タイトルになっている『大統領有故』の『有故』とは、『(大統領が)無事じゃない事故があった意』とのことだそうです。
面白かったのは、銃器を扱い慣れた筈の不器用な暗殺者に、ふがいなく殺害されてしまう大統領暗殺のシーンが、妙にリアリティがあり、納得させられてしまった点でしょうか。
私の友人にも韓国の方は多数おりますが、彼らに聞くと、殆どの韓国男子が必ず課せられる兵役期間中は“銃器の扱いは一通り教えられる(部品からの組み立てや射撃訓練など)”とのこと。
俳優から末端のスタッフまでが体験するこの兵役経験が産み出す力は絶対的に大きく、実弾が発射できる拳銃に触れる機会すら殆どない日本人が作ったアクション映画とは違い、常に迫力ある銃撃シーンが、韓国映画の魅力のひとつだと私は思っています。
事実、この映画に登場する暗殺シーンは、日本のヤクザ映画は勿論、ハリウッド映画でも演出しないような正に“韓国流”に仕上がっていました。
日本の警察官の拳銃でもそうですが、日本のヒットマンが使うのは、リボルバー式拳銃です。(今はより殺傷能力の高いトカレフですが、昔は皆リボルバーでした。)それはオートマとは違い、弾が発射できないなどの故障(日本警察の場合)が少なく、現場に薬莢が残らない(つまりは指紋が付いた証拠が残らない)ことに由来しています。
が、今回の映画『ユゴ大統領有故』では、射殺犯人が、兵士時代も常に使い慣れたオートマを使ったがために、結局は弾詰まりさせてしまい、暗殺に手間取るシーンが描かれています。
これも、拳銃を使い慣れた監督や銃の特性を知った脚本家ならではの細かな拘りだと感じました。こんな些細なカットや演出が、韓国アクション映画の魅力の一つなんですよね。
ただ、今回の『ユゴ大統領有故』の映画としての出来は、完全なるサスペンス映画とか、アクション映画と一括りにできるモノではなく、可成り滑稽な部分(コメディータッチの部分もあります)や、韓国映画特有の、日本人では決して描き込めない後味の悪さも残していて、全体的に“出来が良い”とは決して言えませんでした。つまりは、完全なる娯楽作品になっていないのが、とても残念に思えます。
私が初めて韓国に行ったのが、この暗殺事件から五年後のことでしたが、当時も日本人への反発は非常に強く、行く先々で思わず閉口させられたものでした。
この二十年後でさえ、現在のような『韓流ブーム』が来ることなど、私には想像さえもできないほどでしたから・・・。
親日的とされ、高木正雄との日本名を持つ朴正煕大統領暗殺への経緯には、映画の中でも『日本の演歌を楽しむ大統領』として描かれている演出を観て解る通り、そのまま“恨(ハン)の歴史”が“かつての統治国(侵略国ならび独裁国)『日本』”へ抱いた、“独裁する者への復讐”ともとれるような気がしました。
そういう意味では、決して“対岸で起こった過去の火事(事件)”のようには、私には思えませんでした。
最後に、タイトルになっている『大統領有故』の『有故』とは、『(大統領が)無事じゃない事故があった意』とのことだそうです。







