ヴィーナス 
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『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッチェル監督がピーター・オトゥールを主演に迎えて描くヒューマンドラマ。細々と俳優業を続ける孤独な老人・モーリス。ある日彼の下に、親友の姪がモデルになりたいとやって来て…。
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ヴィーナスの作品情報
| レンタル開始日 | : | 2008-05-08 |
| 制作年 | : | 2006年 |
| 制作国 | : | イギリス |
| ジャンル | : | 洋画 / ドラマ |
| 品番 | : | DLR-F2657 |
| 原題 | : | Venus |
| 脚本 | : | ハニフ・クレイシ |
| 収録時間 | : | 95分 |
| メーカー | : | ワーナー・ホーム・ビデオ |
| 音声仕様 | : | 英:ドルビーサラウンド |
| 特典 | : | インタビュー、予告編 |
| 面層 | : | 片面1 |
| 色 | : | カラー |
| 字幕 | : | 日 |
| 画面サイズ | : | ビスタ |
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ヴィーナスのレビュー
現在8件のレビューが投稿されています。
評価分布
| 星5つ | (0) | |
| 星4つ | (3) | |
| 星3つ | (3) | |
| 星2つ | (0) | |
| 星1つ | (2) | |
レビュー総合評価
(2.9点)
この映画は「ヴィーナス」という表題からして女性賛美の映画であることが明白だが、その女性が美人だが性格が悪いというところで「痴人の愛」、また老人の愛欲を描いているところで「瘋癲老人日記」という2つの谷崎潤一郎の小説を思い出させる。事実脚本家は「瘋癲老人日記」からこの作品を思いついたということである。劇中主人公の老俳優モーリスはヴィーナスとロンドン国立美術館にベラスケスの「鏡を見るヴィーナス」を見に行き、その絵がラストシーンでうまく使われている。またモーリスはロンドン市内の運河を見て生まれ故郷の海辺を思い出すとヴィーナスに言い、やはり終幕近く2人はその海を見に行く。こういう伏線回収型のプロットが巧みで、映像がとても美しく、なによりも基本的にコメディであって老いの寂しさとかその若い女性への執着がリアルに描かれているのではなく、やがて理解し合う2人がほほえましかった。2人の周囲の人々を演じる、イギリスの代表的な舞台出身の老俳優たちも芸達者で、なかなか良い映画だと思った。ヴァネッサ・レッドグレイヴはこの映画とか「つぐない」とかで、老婦人を風格を保ちながらしかし尊大さのない等身大の親しさをもって演じていて、なんだか英国の平良とみといったおもむきがある。
1人が参考になったと評価しています。
ああ、あのアラビアのロレンスのピーター・オトゥールの、なんという老け込み方か、まだ70代でしょう。あの精悍な長身の青い目をしたハンサムが、ボロボロの爺になっていることが、なんとも痛々しい。そして、まあ、我々も、ボロボロの爺と婆になることは、時間の問題なんだ。さて、映画の出来だけど、良いことは良いけど、ヒロインがね、魅力ないんだな。終盤の娘との電車での海への旅こそを、もっとじっくり描くべきで、車窓の風景をクリップ的に処理してるのは、どうなんだろう。
老いらくの恋というのにはあまりにも切ない物語でした。あえてなのでしょうがオトゥールの身体があまりにも不自由で痛々しすぎて、見ていて恋を恋として楽しめなかったところがあります。
特に裏切られるシーン・・・あれは切ない! やるせない気持でいっぱいです。オトゥールが彼女の中にいったい誰を思い浮かべて見ていたのかわかりませんが、たとえ幻想であっても一瞬、若さと肉体の輝きを取り戻した気持ちになれたのなら本望ということか。
感動したのは、シェークスピアのソネットを語りかけるシーンです。恋に落ちたシェークスピアでの使い方も印象的でしたが、この映画ではオトゥールの口調もよく、翻訳もふくめてたいへん素晴らしかったです。翻訳は荒々しさの感じられる岩波版とも違い、あまりにも良い翻訳だったので、あらためて書き出してみます。
シェークスピア・ソネット18番
君を夏の日にたとえるべきか / 君はもっと美しく穏やかだ
荒々しい風は五月の愛らしい蕾を散らし / 夏はあまりに早く過ぎ去っていく
時に天の太陽は灼熱の光を放つが / しばしば黄金の顔を曇らせもする
美しいものはすべていつか朽ち果てる / 偶然か自然の摂理によって
だが、君の永遠の夏は色あせたりしない / 君の美しさが失われることはない
死神の手が君を奪い去ることもない / 不滅の詩によって君は永遠のものになる
人が息をし その目が見える限り / この詩は生き永らえ君に命を与え続ける
(劇中より)
特に裏切られるシーン・・・あれは切ない! やるせない気持でいっぱいです。オトゥールが彼女の中にいったい誰を思い浮かべて見ていたのかわかりませんが、たとえ幻想であっても一瞬、若さと肉体の輝きを取り戻した気持ちになれたのなら本望ということか。
感動したのは、シェークスピアのソネットを語りかけるシーンです。恋に落ちたシェークスピアでの使い方も印象的でしたが、この映画ではオトゥールの口調もよく、翻訳もふくめてたいへん素晴らしかったです。翻訳は荒々しさの感じられる岩波版とも違い、あまりにも良い翻訳だったので、あらためて書き出してみます。
シェークスピア・ソネット18番
君を夏の日にたとえるべきか / 君はもっと美しく穏やかだ
荒々しい風は五月の愛らしい蕾を散らし / 夏はあまりに早く過ぎ去っていく
時に天の太陽は灼熱の光を放つが / しばしば黄金の顔を曇らせもする
美しいものはすべていつか朽ち果てる / 偶然か自然の摂理によって
だが、君の永遠の夏は色あせたりしない / 君の美しさが失われることはない
死神の手が君を奪い去ることもない / 不滅の詩によって君は永遠のものになる
人が息をし その目が見える限り / この詩は生き永らえ君に命を与え続ける
(劇中より)
4人が参考になったと評価しています。
この映画は観る人によってかなり評価が分かれるでしょう。
老いて若い娘に恋をする俳優を感傷的に描いていますが、生理的に受け付けませんでした。
老いをテーマにしてる作品はたくさんあるし、その中には若い人に恋をするというのもあるけれど、これはだめでした。
男の人ならわかるのかな・・・・
老いて若い娘に恋をする俳優を感傷的に描いていますが、生理的に受け付けませんでした。
老いをテーマにしてる作品はたくさんあるし、その中には若い人に恋をするというのもあるけれど、これはだめでした。
男の人ならわかるのかな・・・・
1人が参考になったと評価しています。
脚本家によると、谷崎潤一郎の「瘋癲老人日記」にインスパイアされたという。
肉体の衰えが著しいというのに、若い娘に惹かれてしまう老俳優モーリス(P・オトゥール)。
欲望はあるが、体は言うことをきかない。
娘からは都合良く利用されたり弄ばれたり。
それでも求め続ける悲しい男の性(さが)。
時に残酷に、時にコミカルに老人の性を描きだす。
生涯現役を貫いたモーリスは、至福の最期に満足していることだろう。
肉体の衰えが著しいというのに、若い娘に惹かれてしまう老俳優モーリス(P・オトゥール)。
欲望はあるが、体は言うことをきかない。
娘からは都合良く利用されたり弄ばれたり。
それでも求め続ける悲しい男の性(さが)。
時に残酷に、時にコミカルに老人の性を描きだす。
生涯現役を貫いたモーリスは、至福の最期に満足していることだろう。
1人が参考になったと評価しています。



